Daijilin published by Sanseido Books:
はかな・い [3] 【果無い・果敢無い・儚い】 (形)[文]ク はかな・し
(1)消えてなくなりやすい。もろくて長続きしない。「人生は―・い」「―・い命」「―・い恋」
(2)不確かであてにならない。実現の可能性が乏しい。「―・い希望をいだく」
(3)何のかいもない。無益だ。「行く水に数書くよりも―・きは思はぬ人を思ふなりけり/古今(恋一)」
(4)大したものでない。取り立てるほどのものでない。「をかしき事も世の―・き事も,うらなく言ひ慰まんこそ/徒然 12」
(5)思慮・分別が十分でない。愚かだ。「日本の人は―・し。虎にくはれなん/宇治拾遺 12」
(6)みすぼらしい。卑しい。「長谷に詣でて,いと―・き家にとまりたりしに/枕草子 228」
〔原義は「はか(捗)無し」の意〕
[派生] ――が・る(動ラ五[四])――げ(形動)――さ(名)
Koujien published by Iwanami Shoten:
はか‐な・い【果無い・果敢無い・儚い】
[形] はかな・し(ク)
(ハカは、仕上げようと予定した作業の目標量。それが手に入れられない、所期の結実のない意)
①これといった内容がない。とりとめがない。源氏物語帚木「―・きあだ事をも、まことの大事をも」。源氏物語賢木「うちわたりを見給ふにつけても世の有様あはれに―・く移り変る事のみ多かり」
②しっかりしていなくて頼りにならない。手ごたえがない。古今和歌集恋「行く水にかずかくよりも―・きは思はぬ人を思ふなりけり」。源氏物語若紫「いと―・う物し給ふこそ、あはれにうしろめたけれ」。「―・い夢をいだく」
③物事の度合などがわずかである。ちょっとしたことである。かりそめである。源氏物語若紫「弁の君、扇―・う打ち鳴らして」「夜昼恋ひ聞え給ふに―・き物も聞し召さず」
④あっけない。あっけなくむなしい。特に、人の死についていう。古今和歌集恋「―・くて夢にも人を見つる夜は」。和泉式部日記「夢よりも―・き世の中を嘆きわびつつ」。源氏物語夕顔「あはれと思ひし人の―・きさまになりにたるを」。「―・く散る」
⑤粗略である。みじめである。宇津保物語菊宴「やむごとなき人いと多く候ひ給ふなる宮なれば、この人の―・くて交らひ給はむもいかならむ」。源氏物語桐壺「桐壺の更衣のあらはに―・くもてなされにしためしも」
⑥しっかりした思慮分別がない。あさはかである。宇津保物語藤原君「我を―・しとおぼして、はかり給はむとおぼすななり」。源氏物語葵「―・しや人のかざせるあふひ故神の許しの今日を待ちける」
-> はかなくなる
Congratulations, N-H-FUCKING-H, for successfully ruining a good fanbook via making up a title out of the blue.
(Lots of JPG artifacts
for cover page, and resizing-stripes on the dotty areas as well. But since this raw came from Yamibo...)
> Satsunyan: If I were you, I'd reject this present.
last edited at Jun 9, 2015 9:42AM